キャンドルはいつから?
キャンドルの歴史の始まりはなんと、紀元前3~4世紀頃だといわれています。
フランスのシェーヴェ洞窟に松明(たいまつ)の後を発見。またエジプトでツタンカーメンのお墓から4つの蝋台が見つかり、それは蜜蝋と呼ばれるミツバチの巣から取れるろうで作られたキャンドルを使用していたと考えられています。灯りが少ないその時代にキャンドルのオレンジの炎が街中や部屋を照らしていたと思うとなんだかロマンティックな情景だなと妄想しちゃいます✨
《 JAPAN🇯🇵》
奈良時代に中国から蜜蝋が伝わ利、平安時代に遣唐使の中止により蝋燭の輸入がなくなり松脂蝋燭が始まる。また室町時代ではうるしやハゼの実から採取した蝋で作った木蝋(日本の伝統和蝋燭)が誕生。その後時代とともに高価だった蝋燭は庶民が容易に手に入れることができるようになり、旅に出る機会が増え提灯とろうそくは必需品に。その頃は生産性とコストから獣脂を使用していたそう。その後明治から大正にかけて石油の輸入とともにガス灯や電灯が広まり、1870年頃には岩崎弥太郎がパラフィンを輸入し他ことにより内藤慎三がキャンドルを製造し開運堂がパラフィンキャンドルの生産を始めました。
《AMERICA🇺🇸》
オレゴンからアラスカにかけて採れる魚ユーラカンはロウソクウオとも呼ばれ、アメリカ州の先住民族は1世紀ごろから、この魚から絞った油を燃やして照明に使っていた。またワックスマートル(シロヤマモモ)の果実(ベイベリー)から採れたベイベリー・ワックスが高級ろうそくの原料とされ油煙が少なく芳香を放つのでクリスマスや祝宴で多く使用され、17世紀ごろには手造りのベイベリーろうそくが照明用として使われていたそう。
《 EUROPE🇬🇧🇫🇷🇮🇹》
9世紀初め頃より、ヨーロッパでは獣脂がキャンドルに使われていましたが、安価であるものの不快な香りが強かったのがデメリットだったり半時間ごとに芯が必要だったり手間もかかったとか。ミツロウの蝋燭は高価で贅沢とされ上流階級の家庭や寺院、儀式以外ではあまり使用されることはありませんでした。ガス灯の盛んになる19世紀まではキャンドルが多く使用され現在でもお祝いや晩餐、礼拝を含めてキャンドルは日常使いで利用されています。
キャンドルの効果って
何があるの?
キャンドルを見ているとなんだか癒されほっとする
それには理由があります
1/fゆらぎという炎の揺れがあるのがそのひとつ
自然の中で表現すると
例えば、川のせせらぎや打ち寄せる波の音
快適感やヒーリング効果のある心地よい音や光
または感覚などにみられ
ピンクノイズとも呼ばれます
癒しとしてキャンドルが使われている理由の1つ
マイナスイオン
キャンドルが燃焼する時に発生する微量の水分から
マイナスイオンが部屋中に広がります
その量は滝からでるマイナスイオンよりも約4倍!
部屋には電化製品による電磁波や汚れた空気など
いろんな影響でプラスイオンが増え
ストレスや疲労感の原因が増えたりします
天然系のキャンドルには空気清浄効果も強く
バランスを整えるのを助けるマイナスイオンの数は
20000個/cm, 森林や滝からのマイナスイオンの
3500〜5000個を上回る効果があります
皆さんの中には、シチュエーションに応じて
使い分けている人もいるのではないでしょうか
1日の疲れを取りリラックスしたい時は
部屋の明かり落とし炎のゆらぎを眺めながら
お気に入りのハーブティーで寛いだり
キャンドルの灯りは料理をより美味しそうに演出
炎がほどよく照らすことで
気持ちが落ち着き会話も広がります
フローティングキャンドルでバスタイムを贅沢な時間
まだまだキャンドルの楽しみ方はたくさん!
あなたの日常をもっと豊かに
あなたはどんな使い方が好きですか?
What are the different types of waxes and wicks?
PARAFFIN
最も一般的に世界中で使用されているキャンドルのスタンダードワックスの1つ。ネイルサロンなどでもパラフィンパックとして耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?個体では乳白色で溶かすことで透明になり、単独使用か他のワックスと混ぜて使用することもあります。
【原料】原油
【融点】58°C
【原産国】日本
PLAVAX
ランタンなどのキャンドルに使用されることが多く、その理由として、粘り気が強く溶けにくいという特徴から。基本的にはパラフィンにブレンドすることで強度がアップして丈夫になるので、長く使用できるキャンドルには最適なワックス。リユースできるのでとてもエコなキャンドル。
【原料】原油
【融点】65°C
【原産国】日本
SOY WAX
環境にも身体にも優しい大豆100%からできている天然ワックス。優しい甘い香りがするのも特徴。ゆっくりと燃焼している間空気の不純物を減退させ空気を浄化する効果があります。有害物質も出ないため小さなお子様やペットのいる場所でも大変安心です。※キャンドルQ&Aを参照
【原料】大豆
【融点】42〜58°C
【原産国】日本
RICE WAX
国産こめぬかから作られた天然のワックス。未精製・精製もあります。環境にも優しくリップクリームや化粧品にも使用されることも多く安心・安全。天然はオレンジ(褐色)でさらっとした質感のあるキャンドルになります。融点が高いので強度が高いのでピラータイプのデザインで販売が多いです。
【原料】こめぬか
【融点】78°C
【原産国】日本
PALM( Feathers Type )
ヤシの葉を精製し作られる天然のワックス。キャンドルの表面に羽のような模様が浮かび上がりキラキラとした仕上がりになるのが特徴。煤も黒衣も出ず身体にも優しい。制作後は世界で1つの表情を見せてくれる他にはないユニークなキャンドルとして人気が高まっています。
【原料】ヤシの葉
【融点】57°C
【原産国】日本
PALM( Crystal Type )
ヤシの葉を精製し作られる天然のワックス。キャンドルの表面にクリスタルのような模様が浮かび上がりキラキラとした仕上がりになるのが特徴。もちろん煤も黒煙も出ず身体にも優しい。世界で1つの表情を見せてくれる他にはないユニークなキャンドルとして人気が高まっています。
【原料】ヤシの葉
【融点】57°C
【原産国】日本
BEES WAX
ミツバチの巣を精製して作られた天然ワックス。ほのかに甘い蜜のような香りがします。自然由来の蝋燭の原料として古くから使用されていた1つ。性質として油脂や化粧品の安定性も高めてくれるので肌にも優しい。またゆっくり燃焼するのでくつろぎタイムのキャンドルとしても◎。
【原料】みつばち分泌物
【融点】60〜67°C
【原産国】日本
GEL WAX
ゼリーのように弾力があって透明感のあるワックス。中に貝や花などの素材を入れることで標本のようになったり、ソフトとハードタイプがあるので容器に入ったものや、お菓子のような可愛いデザインのタイプまで幅広いキャンドルがあり、人気の高いキャンドル。
【原料】原油
【融点】72〜84°C
【原産国】日本
COTTON WICK
木綿の生糸を漂白して編んで加工したスタンダードな芯。キャンドルの大きさやデザイン、ワックスの種類などによって平芯や丸芯かを選びます。
▼綿芯の火の付け方▼
購入後芯が長い場合は4〜5mm程にカットし、芯の根元のワックスに火をつけるように点火します。
▼メンテナンス▼
燃焼中に、芯が片方に傾くことがります。その際は割り箸やキャンドル専用棒で芯をまっすぐ立て直してください。
芯の先が丸くなってきた場合は、一旦火を消し芯の先をハサミやウィックトリマーでカットしてください。
WOOD WICK
木を薄くスライスして細い板状にしたキャンドルの芯。燃焼する際、パチパチとした音が聞こえ暖炉や焚き火のある空間にいるような、自然の中にいるような時間を演出。
▼木芯の火の付け方▼
通常の芯に比べ、火がつきにくいことがあり、芯の根元のワックスを溶かす様に火をつけるようにしてみてください。チャッカマンで点火がしやすいのでおすすめです。
▼木芯の長さとメンテナンス▼
芯が3〜5mmほどワックスが溶けた液の面から出ているように毎回芯先をハサミや爪切りなどでカットしてご利用ください。そうすることで安定して燃焼してくれます
ウィックトリマー(芯専用の切るアイテム)だと木芯はカットしにくい場合がございます。